某アンケートの結果(?)、キャトルのオーディオについては、それなりでよいという方がほとんどでした。 |
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まずコンセプト。なるべくお金をかけないこと。2番目にキャトル本体に加工を加えないこと。3番目に高望みはしないこと。そこで構成としては既存のソニー製MDデッキをそのまま利用。内蔵アンプでスピーカーを鳴らします。外部アンプはさすがにキャトルには負担が大きい!そして今回のテーマ、スピーカーです。今使っている10年選手のケンウッドのちいちゃいボックススピーカーのかわりを探しましたが、リアには置きたくないので必然的にダッシュボードしたの棚におけるサイズでなければいけません。しかしそれだと必然的に大したスピーカーでないことが多いので、あまり交換する意味がないかも・・・。 そこでそれなら自分でスピーカーボックス作っちゃえと思った訳なんです。ビートに以前付けていたカロッツェリアのトレードインスピーカー(安物ですが)が遊んでいたのでそれをキャトルに移植することにしました。タイトルが音質向上計画となっているのですが、ぶっちゃけ事実上スピーカーボックス制作物語となっております。 |
作例1 |
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で、いきなりなんですが、いてもたってもいられなくなって作っちゃったのが左です。何も考えずにホームセンターで材料を物色。加工の手軽さを考えて2cm厚の硬質ウレタンシートを2枚と固定用のボルトを買って作りました。ちなみに裏側はむき出しです。 写真には立派なスピーカーグリルが付けてありますが、これは現在ビートに付けているMB QUART ってドイツ製のスピーカーを買ったときに付属していた物を利用しているのでタダです。 |
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取り付け例その1・・・ |
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手っ取り早くドアポケットにいれちゃいました・・・。 わかる人は見ただけでだめだってわかるんでしょうけどね。全然すかすかです。スピーカーの後ろがむき出しなので低音が全く聞こえません。4つのスピーカーならして、まあ今までより高音がより聞こえるようになったかなという程度。 |
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取り付け例その2・・・ |
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キャトルのドアは、やっぱり強度の面からも厳しい! でもまあ世の中そんなに甘くないです。キャトルってばボディーもぺこぺこなので、ボリュームを上げていくと(低音を増強していくと)ポコンポコンってかわいくボディーがいっしょに響いてしまいます。音質的にはドアポケットより悪いです。あー完全に失敗の巻。でも設置を考えるならこの場所が妥当みたいな気がします。 |
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研究熱心まんさん的考察 |
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まず何が間違ってたのか。スピーカを付ける素材(ウレタン)が、根本的に間違ってます。そもそもスピーカーは空気を振動させて音を伝えるのに、その土台がウレタンじゃ振動が吸収されてロクに響かせることはできません。 そこで今度はまず第一!土台の素材選び。第2!ボックスの構造。第3!設置方法。この3点についてじっくり吟味することにしました。困ったことはネットに聞け!ということで早速検索。 まず素材。土台はMDFというのこくずを固めた合板(ベニヤみたいなもの)がよいらしい。実際ボード制作にもっとも使われている素材の一つ。 そして構造。スピーカー後ろを共鳴するようにするとキャトルのボディーが一緒に鳴るため密閉型とする。ボックス内部には制振材としてアルミを張ったブチルゴムテープを使用し、その上にボックス内で音が乱反射しないように吸音材としてエプトシーラーという新素材のスポンジを貼る。スピーカーの交換が容易にできるような構造にする。設置は足下のスペースに1個だけあるボルトを利用して供締めする。必要な工具は弟より借用。必要な素材は近所のホームセンターでほとんど揃っちゃう。普通おいてないようなものも揃ってるのでこの点はとても便利。あとはオークションを利用して調達することにしました。 今回ついでにビートについても同時進行で音質向上計画を実施しました。外国製のスピーカーは全然ねじ穴が合わないためスピーカーを取り付けるための土台を加工して無理矢理付けていました。そこで、その土台(インナーバッフルボードといいます)を同じMDFを使って作ります。ついでにデッドニング(説明は省略)という処理をドアに施すことにしました。こっちは確かに音質向上計画です。ついでにビートのホームページ作っちゃおうかなー。 というわけで次項からは工作大好きDIY的まんさんに変身しまーす。 |